変音機紀行

ども。
このところはギターと『けいおん!』のことで頭がいっぱいの『レトロボ』こと
MFHP管理人の『みや』です。
どんどるまー。←挨拶


なんか、夜中にアニメをやっていたので、
録画しておいてちょこちょこっと見てみたのですが・・・。

普通に面白かったです。(笑)


・・・いや、面白いのはマンガを読んで知ってましたけど・・・。


あと、オープニングとかエンディングの曲も良かったです。
他のアーティストを抑えて、チャートで上位に入るのがわかった気がしました。
最近のアニメに使われる楽曲は、クオリティが高いのでビックリですね。



めずらしくアニメやマンガの紹介をしたので、ちょっと違った感じにみえてしまいますが・・・。

大丈夫。
いつものヘンテコリンなブログですよ〜。(笑)




ちょっと話はそれますが、高校生活の軽音部ってうらやましいです。
私の行ってた高校は軽音部がなかったので、
このマンガに描かれているような部活動みたいなのにちょっと憧れます。


っていうか、あっても入ってなかったかも。
「縛られんのは、性にあわね〜!」
とか言ったりなんかしたりして。(笑)

あと、もし存在していたとして、そのクラブに入っていたら、
もしかすると今は楽器を弾いてないかも・・・。

そう考えると、なくてよかったのかな?




それはさておき、今回のタイトルは『昆布、最終回』
・・・・ということで、大変長らくお待たせいたしました。


本日は『利尻昆布』の魅力を存分に・・・・・、って違うか。(苦笑)




さてさて、脱線はさておき。
これまでの流れをご存じない方のために簡単に説明させていただきますと・・・。

『昆布』というのは、主にギターやベースに使用するエフェクターの
『コンプレッサー』を略して私が勝手に呼んでいるもの。

今年に入ってから
「自分が「これは!」と思えるコンプレッサーが欲しいなぁ・・・」
なんていう風に思うようになり、気に入るコンプを探しつつ、
試したエフェクターのレビューを行っていたのです。
(・・・といっても、2機種だけでしたが。)


今回はそんな『昆布』シリーズの最終回。
いろいろと悩んだ末に手に入れた、
現在メインエフェクターとしてよく使用しているコンプレッサーをご紹介しようと思います。



ということで、今回はこちら!!


T-REX
COMP-NOVA




『T-REX』製、『COMP-NOVA』をご紹介!!

『T-REX』
というメーカーは、
デンマークハンドメイドエフェクターメーカー

デザインが多少変更されたためか、私が所有するものには付いておりませんが、
昔はメーカー名の部分に恐竜のイラストが入っていました。



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細かく入っていく前に、これまでのレビュー同様、
『コンプレッサー』というものに関して少しだけ触れておくと・・・。

『コンプレッサー』(以下『コンプ』)というのは、
簡単にいうと『音を圧縮する』という機能をもつもので、
「単音で弾いたときの音」と「コードを鳴らしたときの音」などの音量の差を調整
したり、
「音圧」を調整して音をさらに伸ばしたりすることが出来るエフェクターです。
(↑前回のをまるまるコピペ)

(コンプに関して詳しく知りたい方はこちら。)


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ではではレビューに入っていきますが。
ツマミは3つで、右上段から時計回りに
『Level』『Attack』『Comp』となっています。


『Level』はそのまま、音量ですね。
このツマミをフルにすると、およそ『3dB』ブーストされるそうです。
ジャックの位置とツマミの位置から考えて、
エフェクトをかける前にヴォリュームをあげる『インプット・ゲイン』という感じになるのかも。



『Attack』は、いわゆる一つの『アタック・タイム』というものでして・・・。
コンプレッサーをかけ始める場所を設定するためのツマミです。
ですので、ツマミを『0』にしておくと鳴らした瞬間の音からエフェクトがかかり、
逆にツマミを上げておくと伸びている音にエフェクトがかかるという感じですね。



『Comp』はそのまま、音のつぶし方を調整するもの。
『Attack』で設定した位置以降の音を圧縮する強さを調整します。


(おそらくこれで間違いないですが、結構ややこしいエフェクターゆえ、
間違っていたら教えてください。(苦笑))





あと、一応の情報ですが、ジャックは一般的な本体横側ではなく、
写真でいうと上側に『In』『Out』『電源』がついてます。
裏面には電池を入れる場所があり、
ネジで本体を開くことなく電池交換が可能です。

・・・ちょっと入れずらいんですけどね。




音に関してですが、非常にまろやかなコンプ具合がいい感じです。

コンプを選ぶにあたって『大根』や『スパコン』 を試してましたが、
この2機種以上にクリアな音色で、弾き心地は抜群でした。
ノイズもかなり少ないので、録音とかにも使いやすいです。


また、ツマミの設定を強くしすぎてもバランスが損なわれることが無いので、
安心してずっと付けっぱなしに出来ます。



・・・が。
逆にいってしまうと、『大根』や『スパコン』 のような飛びぬけた個性がなく、
音を遊ぶつもりでこのエフェクターを選ぶと失敗するかも・・・。

っていうか、
コンプレッサーってそもそも『縁の下の力持ち的』なエフェクターなので、
遊ぶ要素は必要無いといえば必要ないわけですが。


で。
文章だけでは解りづらいと思いますのでサンプル音源を作ってみました。
いつもは軽くリズムを入れたりしているのですが、
「ギターだけの音で聴きたいです」という要望をいただきましたので、
今回はギターオンリーで録音してあります。


あと、毎度おなじみですが『音量注意!』でお願いいたします。


『Comp-Nova』 OFFの状態。



『Comp-Nova』 ONの状態。



今回の録音の際のツマミの設定はこんな感じ。



『Comp』がおよそ1時で、『Attack』11時
『Level』12時くらいですね。


ちなみに、ギターはストラトで、リアのセッティング。


コンプレッサーは大きく音が変化するエフェクターではないので、
なかなか聴いただけでは変化がわかりづらいかもしれませんが・・・。

前半の単音よりも後半のコードの部分が特にコンプのかかり方が
わかりやすいので、そちらに集中して聴いていただけると、
変化を感じていただけるのではないかと思います。


あと聴いていただきたいのは、ノイズの量。
『mp3』にエンコードしているということもあって、
その際に多少のノイズは入ってしまうものの、
かなりノイズは少ないんじゃないかと・・・。



もひとつ。
視覚的な変化も見ていただけたほうがいいのかもと思って、
録音したファイルをソフトに取り込んでみました。





上の波形がエフェクター未使用のもので、下の波形がエフェクターを使ったもの。

コンプをかけることで全体的なヴォリュームが少し落ちてしまうので、
録音の際にヴォリュームを少し増やしていたり、
完全に同じ力のかけ方で全く同じフレーズを弾いたわけではないため、
「ここがこう違いますよね!」と、しっかり比較することが出来ないのですが、
上の波形でところどころ飛びぬけている部分が
下の波形では全体的にまとまっているのが見ていただけるのではないかと思います。




カラーリングは『モスグリーン』と、結構個性のあるエフェクターなのですが、
見た目とは裏腹にすごく使いやすくて安定した音を作れるエフェクターだと感じました。

皆さんそれぞれに『好みの音』というものがあると思いますので
「絶対にこれは買うべき!!」という勧め方は出来ませんが、
楽器店などで見かけた際にはぜひぜひ試してみていただけたらなと思います。




T-Rex engineering - empowering your music
『T-REX』のホームページです。もちろん全部英語。ドイツ語もあるでよ。)

ariaguitars.com/jp/product info: 製品案内:T-rex
『T-REX』の製品を輸入販売している『ARIA』のサイト。)




・・・ということで、『昆布』シリーズの最終回でした。
シリーズとしては終了しますが、
また気になるコンプレッサーなどを見つけたら
レビューをしたいと思います。



MiyaFactory的ぶろぐ。 2009/05/17 & 2009/05/22の日記より。



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