ということで。
数日前に弾いてきた『レス・ポール』のレビューをば。
Gibson
Les Paul Standard 2008
アイテムにはシリアルNo.まで含まれておりますので、売れちゃったら商品リンクがなくなります。
ご了承ください。
今回弾いたレスポール(以下:レスポ)は『Les Paul Standard 2008』という、
今年にリリースされた新しいシリーズのレスポ。
弾いていて「面白いな〜」と思ったのは、非対称のネック。
ギターのネックって、基本的に3弦と4弦の間を中心として、
高音側と低音側の形が対称になっているのですが、
このレスポのネックは非対称になっていて、低音側(弾く状態でいうと上側)が太く、
少し膨らんだ後、高音側(弾く状態でいうと下側)に向かうにつれ、
だんだんと薄くなっています。
実際にギターを渡してもらって、弾こうと持った瞬間にわかるくらいの
違いがあるので、はじめは違和感を感じてしまうのですが、
ちょっと弾いてみると予想以上にすごく弾きやすい・・・。
ロックフォーム(親指で6弦を押さえる形)で押さえたときは、
ガッチリシッカリと握りこむことができ、
親指を立てたときのフォームで押さえたときは、
ネックにいい感じの角度があるので、親指に負担をかけすぎることなく押さえられます。
次に気になったのは軽さ。
ホンマに
「レスポールってこんなに軽かったっけ・・・」
って思うくらいの重さで、正直ストラト並に振り回しても
筋肉痛にならないだろうなっていうくらい軽かったです。(笑)
(ただ、強度的な問題がありますので、レスポは振り回さないように注意しましょう。ストラトはOK。(笑))
家に帰ってきて調べて知ったんですが、
今回のレスポにはボディ内部に空洞を作るという
チェンバー加工が施されているそうです。
過去に何度かレスポを弾いたことがあるけど、
ここまで軽くなかったもんなぁ・・・。
どーりで・・・。
この加工により、音のボディへの響きが良くなり、
ロングトーンも得られやすくなっているみたいです。
そういった加工が施されていたり、ピックアップも変更されているみたいなのですが、
音はやっぱり『レスポ!』っていう感じ。
・・・いや、当たり前なんですけどね。
アンプをドライヴにしたときの歪み方や音のまとまり感、
クリーントーンのときの甘くて少しこもった響き方。
とてもいい感じのものでした。(ごちそうさまでした。(笑))
ただ、ガッツリ弾きこんだわけではないので
こう感じてしまっているのかもですが、
フロントオンリーのセッティングは、結構こもってしまうので、
使いこなすのは難しいかもなぁ・・・。
機材などのセッティングや、ずっと弾いているうちに
感想が変わってくるかもしれませんけど・・・。
今回弾いてみて、『ストラト = オールマイティ』に対して、
『レスポ = ロック』っていう風に思われがち・・・というか、
私の中でも結構そういう位置付けだったのですが、
音を聴いてみると結構どんなタイプにも使えるなぁ・・・と感じました。
あと『これはありがたいなぁ』と感じたのは、
ペグがロックタイプ(音楽のロックではありません。念のため。)のもの
であること。
一般的なギターのペグ(ヘッドについてる巻く部分)は、
弦を何重かに巻くことで安定させていくものなのですが、
弦の弛みや劣化などでチューニングが狂いやすくなったり、
張り替える際に結構手間がかかったりします。
しかしロックタイプのものの場合、
一度弦を通した後に下からネジみたいなので押さえつけてしまうため、
全く巻かないわけにはいかないですが、
巻くだけのものに比べて弛みづらくなっているのでチューニングが狂いにくく、
弦を交換するときもかなり楽です。
(私のギターもロックタイプのペグが使われているので使った感じがわかるのですが、やっぱりすごく楽なのです。)
あと、アーミングしてもチューニングが狂いづらい・・・って、
このレスポにはアームはありませんでしたね。
他にも、ストラップをつける部分にロック式のものがすでに採用されていたり、
ジャックの接続部分が抜けにくいものが使われていたりと、
本当に即戦力になりそうなギターでした。
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もっと軽い感じのレビューにしようと思ってたのですが、
かなりしっかりと書いちゃったので、
そのうちホームページ
に移動させておこうかと思います。
(移動させました。・・・っていうか、ここ。(笑))
※MiyaFactory的ぶろぐ。 2008/06/01の日記より。