コラム No.014

魅惑の邦題、パート4。

ということで・・・・。
2日続けてではありますが、今回も『フランク・ザッパ』特集(後編)です!





前回は主にアルバムのタイトルを中心に紹介したので、
今回は収録曲を中心にご紹介したいと思います。


んで。
前回と同様ですが、ザッパの作品というのは
原題を直訳しただけ
でも結構インパクトのあるものが多いので、
前回と今回では邦題の面白さというよりも
ザッパ作品の面白さをお伝えできればなぁと考えております。




これまた前回も書きましたが、
CDレビューではありませんので感想などはとくに書いておりません。
毎度のことではありますが、
ザッパの歌は煩悩の塊のような歌詞なので、青少n・・・(以下略)











ということで、『魅惑の邦題:ザッパ返』・・・、
じゃなかった『魅惑の邦題:ザッパ編:後編』スタート!











ザッパのギターを『これでもか!』と収録した、
1981年リリースの『Shut Up 'n Play Yer Guitar』

アルバムの邦題は『黙ってギターを弾いてくれ』



この作品は

『黙ってギターを弾いてくれ』


『黙ってギターをもう少し弾いてくれ』
(Shut Up 'n Play Yer Guiter Some More)

『黙ってギターを弾いてくれの息子の帰還』
(Return of the Son of Shut Up 'n Play Yer Guitar)



という、初リリース当時はバラバラで売られていた
3枚のアルバムをまとめてリリースしたもの。
(カッコ内は原題。ちなみに3枚とも81年リリースです。)






(この記事を書いた)数日前にブログのタイトルで使用した
『カルロス・サンターナの秘密のコード進行ヴァリエーション』

というのは、
このアルバム(『もう少し弾いてくれ』)に収録されている曲のタイトルでした。


原題は
『Variations on the Carlos Santana Secret Chord Progression』




他に変わったタイトルとして、
『どうしてジョニーは字が読めないか』
(『Why Johnny Can't Read』)
『本日のアヒル』(『Canard du Jour』)など。







あと、
このアルバムはリリース時期によってジャケットが変わってるみたいなので、
この画像とは違うものも存在します。
















1984年リリースの『Them or Us』

昔の邦題は確か『奴らか俺たちか』


収録曲には『不吉な靴下U』(『Sinister Footwear II』)とか
『トラック・ドライヴァーの離婚』
(『Truck Driver Divorce』)などといった

曲名らしからぬタイトル
(↑をいうとキリが無いですが・・。(苦笑))

の曲が収録されています。



あと、オールマン・ブラザース・バンド
『ウィッピング・ポスト』
(『Whipping Post』)もカバーしてます。


メンバーにはスティーブ・ヴァイジョージ・デューク
息子さんのドウィージルと娘さんのムーン
さらにはジョニー”ギター”ワトソンも参加!













ちょっと前の『CDレビュー』で紹介した『シーク・ヤブーティー』
詳細などはそのCDレビューを見ていただくといたしまして・・・。
(そのレビューはこちら!)


このアルバムの面白タイトルは
『ヒゲをはやすぞ』(『Trying' To Grow A Chin』)がノミネート。(笑)

この『ヒゲをはやすぞ』っていう曲を歌っているのが実はテリー・ボジオ
よくこんなドラミングをしながら歌えるなぁと・・・・。















1978年リリースの作品で、よく省略して『スタタン』と呼ばれる
(っていうか、たぶん呼んでるのは私だけの)
『スタジオ・タン』



このアルバムは、もともと『レザー』という
レコードにして6枚に及ぶアルバム

に収録されるはずの楽曲で構成されたアルバムなんですが、
当時ザッパが所属していたワーナーから『レザー』の)リリース直前になって


「ジャンルをハッキリさせないとリリース出来ない」



とかいわれたかなんとかで、
しぶしぶ分けたために誕生したといういわく付きのアルバム。




それ以来、ザッパはワーナー嫌いになり、
いろんなところで文句を言ったりしていたようです。(苦笑)
(楽曲の中で文句を言ったりも・・・。)





『レザー』は、ザッパが他界して数年後、
ドウィージル(息子)さんをはじめザッパ家の手によって、
CD3枚のヴァージョンとレコード6枚のヴァージョンでリリースされます。



このアルバムには
『ギターと予算不足のオーケストラのために改訂された音楽』

という楽曲が収録されています。(笑)

おそらく録音の際にこういう事態に陥ったんだと思いますが、
そのまま曲のタイトルにしなくても・・・。(苦笑)

ちなみに原題は
『Revised Music For Guitar And Low Budget Orchestra』








ついでに↑のアルバムが『レザー』
とあるアルバムのジャケット にそっくりでしょ? (笑)













え〜・・。
前回も登場しました
『たどり着くのが遅すぎて・・・』(長すぎるので以下略。)
が再び登場。(笑)

実は、変わっているのは盤名だけじゃなかったのです!!!



ということで、昔のタイトルを先にご紹介します。



原題がどんなタイトルだったのかを答えなさい。(各5点) (笑)
(番号は曲順ではありません。)





1. いまは納豆はいらない。








2. ア、いかん、風呂むせて脳わやや










3. えー、うっそぉ、ホントー?











さぁ、テスト開始!!! (笑)
(ちなみに正解しても何も出ません。(苦笑)

















































5分経過。
















































はい! そこまでー!!





では、答え合わせ行くぞー! 問題用紙をつくえの上に出してー! (笑)





『1. いまは納豆はいらない』の解答は、




『No Not Now』
『ノー・ナット(納豆)・ナウ』・・・、ってことなんでしょうなぁ・・・。(苦笑)




が正解。








『2. ア、いかん、風呂むせて脳わやや』の解答は、



I Come From Nowere
『アイ・カム・フロム・ノーウェアー』

『ア イ・カム・ フロ ム(せて) ・ ノー ウェアー(わやや)』

って感じですか? 
(苦笑)




が正解。






『3. えー、うっそぉ、ホントー?』の解答は、


Valley Girl
原題は『ヴァリー・ガール』。
曲の合間合間にザッパの娘さんがコギャルっぽくしゃべってる曲なので、
こんな邦題が付けられたんではないかと・・・。



が正解。
















1問も正解できなかった者は、あとで職員室に来なさい。(笑)












 というのは、ジョークで・・・。(苦笑)
まぁ、1問も正解できなくて当たり前だと思いますよ。(苦笑)















今回は楽曲名を中心に集めた特集ということで、
ジャケットに日本語表記で書かれている(書かれていた)楽曲を中心にセレクトしてみました。

『翻訳すると不思議なタイトルかもしれないけど、
ジャケットには英語(カタカナ)で書かれているもの』


というのは紹介しておりません。





ということで・・・。
『パート2』では日本ではあまり馴染みのない(であろう)フランク・ザッパ
というアーティストの作品を中心に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?



『フランク・ザッパ』ははじめて耳にする名前だったかもしれませんが、
ザッパのバンドには現在も活躍されているアーティストが何人も在籍していたので、
中には知っているアーティストの名前もあったんじゃないでしょうか。








この記事を読んで、
ザッパについて少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います!








『第3弾』『第4弾』で昔のタイトル/曲名を調べるにあたり、
いくつかCLUB K2 さんの記事を参考にさせていただきました。
こんなところで申し訳ございませんが、厚くお礼申し上げます。

MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/06/09の日記より。





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