今までの

第36回

読んでいただく前に・・・・。
『アーティスト名』が『
濃い青』。『盤名』が『オレンジ』。『曲名』が『』。
『重要事項』など強調したい部分が『
』で書かれています。


さてさて。

「そろそろレビューを行いたいと思います」と書いてから、
結構な間が空いてしまいましたが・・・。(苦笑)


ということで今回のレビューは、かねてから言ってました、
『あのアーティスト』『あのアルバム』をご紹介!!












『あのアーティスト』『あのアルバム』
という風に引っ張ってみたものの、
定番なアルバムでは無くマイナーなアルバムなので、
モノが登場しても

『うぉ!! このアルバムが登場か〜!!』

なんていうことにはならないと思います。





『Green』
Steve Hillage




ということで、
今回は『Steve Hillage』(スティーヴ・ヒレッジ)『Green』をご紹介!

で、例によってアルバムのレビューの前に、
Steve Hillageというアーティストについて軽く紹介いたしますと・・・。



ヒレッジ1951年8月生まれ、イギリスはロンドン出身の、
カンタベリー・ミュージックを代表するギタリスト。

ハブリック・スクールに在学中にUriel(ユリエル)を結成。
(ユリエルは後にEGGへと発展します。)

大学進学のため音楽から離れたんですが、
1971年にはKhan(カーン)を結成しアーティストとしての活動を再開。
1973年からGong(ゴング)に参加し、1975年からはソロ活動中心になります。


1990年代に入ると、現在は彼の妻でもあり、ゴング/ソロ期のメンバーでもあった、
ミケット・ジラウディと組んでSystem 7(システム7)を結成。
このバンドはテクノトランスなどといった電子系の音楽スタイルが中心。
2007年にも『Phoenix』というアルバムをリリースし、精力的に活動されています。


ちなみに、先ほど登場したカンタベリー・ミュージックというのは、
イギリスのカンタベリー出身者を中心とするプログレッシブ系のバンドを指すジャンル。
同じジャンルのアーティストとして、
Soft Machine(ソフト・マシーン)Caravan(キャラヴァン)などが挙げられます。









ではでは、アルバムのレビューに入っていきたいと思いますが・・・。



今回の作品は1978年リリースの作品。
スティーヴ・ヒレッジというアーティストは、
もともと電子楽器系を多用するアーティストではあるのですが、
この作品はかなり電子楽器率高いです。


全体的な音の感じとしては宇宙っぽいというか、かなり広がりのある感じ。

パッドシンセなどの電子楽器の力ももちろんですが、
ディレイのかかったギターのメロディがさらに楽曲を深くしている、
という感じでしょうか。




この作品に参加しているメンバーは、


Steve Hillage (スティーヴ・ヒレッジ) Gt, Vo, Syn,


Miquette Giraudy (ミケット・ジラウディ)  Syn, Vocoder, Vo,


Joe Blocker (ジョー・ブロッカー)  Dr, Perc,


Curtis Robertson Jr (カーティス・ロバートソン・ジュニア)  Ba,



という方々。
パートはあくまでもメインの楽器のみで、ヒレッジジラウディは、
他にも数多くの楽器を使っておられるみたいです。

あと、(ヒレッジとの)共同プロデュースとして
Pink FloydNick Mason(ニック・メイスン)が参加。




この作品のオススメ楽曲は、
『Ether Ships』『Leylines To Glassdom』という楽曲。

アルバムレビューのはじめの方でもお話したように、
全体的に広がりのある、宇宙っぽい楽曲が多いんですが、
この2曲は特に宇宙らしい(笑)楽曲だと思います。


他にも、『Unidentified (flying being)』という曲もオススメ。
全体的に宇宙っぽい楽曲が多い中での、
ドラムベースが主体のファンキーな楽曲なので、軽く異色を放ってます。(笑)




あと、2007年にリリースされた限定盤紙ジャケのほうでは、
1979年のグラストンベリーでのライヴでの演奏や、
1977年のレインボー・シアターでのライヴ演奏などが、
ボーナストラックとして収録されています。

これらボーナストラックとして収録されている楽曲も素晴らしいものばかりですので、
聴かれるのであれば2007年リリースの紙ジャケの物を手に取っていただきたいなと。





かなりマイナーなアーティストゆえ、
「このブログではじめて名前を知った」という方も多いかと思いますが・・・。
素晴らしい作品ですので、興味を持ってくださった方は、
ぜひぜひ聴いてみていただけたらなと思います!




(↑以前、ちょこっとだけ紹介した際に掲載した画像。結構気に入ってます。(笑))


MiyaFactory的ぶろぐ。 2008/07/09の日記より。




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