今までの
第22回
読んでいただく前に・・・・。
『アーティスト名』が『濃い青』。『盤名』が『オレンジ』。『曲名』が『緑』。
『重要事項』など強調したい部分が『赤』で書かれています。
え〜・・・。
昨日の日記にて『しばらく音楽ネタは更新できないかも・・・』と書いたところなんですが、
いきなりCDレビュー行っときます。(笑)
今回は、私が『ベース弾きといえば』と質問されたときに
おそらく一番初めに答えるであろうアーティストの所属していたバンドの作品をご紹介!
『Heavy Weather』 Weather Report
ということで、『Weather Report』(ウェザー・リポート)の『Heavy Weather』(ヘヴィー・ウェザー)です!
ウェザー・リポートを代表するアルバムということで、
数あるアルバムの中からこのアルバムを選びました。
(ほかのアルバムを聴いた覚えがあんまりないですが・・。(苦笑))
メンバーは
Wayne Shorter (ウェイン・ショーター:Tenor Sax , Soprano Sax)
Joe Zawinul (ジョー・ザヴィヌル:Piano , Synth)
Jaco Pastorius (ジャコ・パストリアス:Bass)
Alex Acuna (アレックス・アクーニャ:Drums)
Manolo Badrena (マノロ・バドレーナ:Percussion)
ウェザー・リポートは何度かメンバーチェンジが行われているんですが、
おそらくこのメンバーの時が一番いい時期なんじゃないかと思います。
(ほかのアルバムを聴いた覚えがあんまりないですが・・。(苦笑))
ウェイン・ショーターのサックスもジョー・ザヴィヌルのシンセももちろん聴き所なんですが、
個人的にはなんといってもジャコ・パストリアスのベースラインを聴いていただきたいなと。
- - - - - - - - - - - - - - - ※ジャコのベースについて。- - - - - - - - - - - - - - -
実際に弾いたことがある方や、多少なり知ってる方ならご存知のことだと思いますが、
ギターやベースは左手の指でフレットと呼ばれる金属の手前を押さえて鳴らすことで、
『ド』や『レ』のような決まった音が出るようになっています。
(チューニングや押さえたときの力加減などで変化はありますが・・・。)
しかしジャコの使うベースは『フレットレス』というタイプのもので、
決まった音が出るようにするためのフレットがついてません。
そのため安定した音を出すのは非常に難しく、なかなか扱いづらい楽器なのですが、
ジャコの鳴らすベースラインはとても安定しています。
それどころか、そんな扱いづらいベースで素晴らしいソロを奏でたり、
ソロアルバムでは『ドナ・リー』という非常に難易度の高い
サックスの楽曲をベースでカヴァーしたりしています。
(このソロアルバムもすごくいいアルバムなので、そのうちレビューします。)
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今回のレビューはバンドというよりも
ジャコ・パストリアスにスポットを当ててお送りしてしまってますが、
ジャコのベースとアレックスのドラムを土台にして、
ショーターのサックスやザヴィヌルのピアノラインが積み重ねられた楽曲は何ともいえません!
興味を持ってくださった方は、ぜひぜひ聴いてみていただけたらなと思います!!
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っていうか、ベース弾きの方は絶対に一度はジャコのベースに触れたほうがいいです!!
好む、好まないはあるかもしれませんが、必ず役に立つヒント(的なもの)が見つかると思いますよ。
思えば・・・。
ウェザー・リポートの初期ベーシストのミロスラフ・ヴィトウスはウッド・ベース(コントラバス)の使い手で、
ジャコはフレットレス・ベースの使い手で・・・。
普通のベース弾きじゃダメみたいですね、ウェザー・リポートは。(笑)
※MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/07/26の日記より。