コラム No.018
魅惑の邦題セブン。(第7回)
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ということで・・・。
今年最後の音楽の話題として、
『魅惑の邦題』の第7弾をお送りしたいと思います。
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『ミスター335』こと『Larry Carlton』(ラリー・カールトン)のアルバムで、
原題は同じ名前の『Larry Carlton』。
邦題は『夜の彷徨(さまよい)』。
このアルバムはザ・クルセイダーズ(このバンドにはジョー・サンプルも在籍。)という
フュージョンバンドを脱退したあとにリリースされたソロアルバムです。
(在籍中にも数枚、ソロアルバムをリリースしているみたいです。)
ニックネームの由来は、彼のメインギターがギブソンの『ES-335』であることからで、
このアルバムでもそんな335の音色が堪能できます。
『ラリー・カールトンといえばこの曲!』と言い切ってしまえる楽曲、
『Room 335』も収録されています。
(ちなみに『Room 335』というのは、自宅にあるプライベートスタジオの名前。)
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Pink Floydのギタリストとしておなじみの
『David Gilmour』のソロアルバム第2弾。
原題は『About Face』。
で、邦題は『狂気のプロフィール』。
ソロアルバムではありますが、
やっぱりどこかピンク・フロイドっぽさを感じるアルバムです。
(当たり前といえば当たり前なわけですが・・。(笑))
『Wiki』のほうを見てみると、
ソロ1作目である『David Gilmour』が全英17位・全米29位。
2作目であるこのアルバム(『狂気のプロフィール』)が全英21位・全米32位と、
1作目のほうがよく売れたという風に書かれていますが、
個人的には『狂気のプロフィール』のほうが良いアルバムだと思います。
参加アーティストは、TOTOのジェフ・ポーカロや、
スティーヴ・ウィンウッド、Deep Purpleのジョン・ロードなど、
かなり腕が立つのメンバーが揃ってます。
ザ・フーのピート・タウンゼントも数曲の作詞で参加。
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ライトハンド奏法(タッピング)をよりメジャーなものにしたバンド、
『Van Halen』(ヴァン・ヘイレン)。
このアルバムはそんなヴァン・ヘイレンの1stアルバムで、
その名も『Van Halen』。
邦題はご存知、『炎の導火線』。
ヴァン・ヘイレンの楽曲は、
ハードな面を持ちながらもポップな要素が多いという、
ちょっと不思議な感じですよね。(笑)
そういったギャップがあったことで、
多くのファンに支持されたのかもしれませんね。
このアルバムには、『Eruption』(邦題:暗闇の爆撃)や、
キンクスのカヴァーである『You Really Got Me』などが収録されています。
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もう、これらのジャケットを見ただけでピンときちゃいますよね。(笑)
『The Beatles』のアルバムで、
『1962-1966』と『1967-1970』という2枚のベスト版。
邦題・・・、というわけでもないのかもしれませんが、
『1962-1966』が通称『赤盤』。
『1967-1970』が通称『青盤』、
という風に呼ばれています。
初めて、ビートルズを聴く場合は、
この2枚がオススメですね〜。
有名な楽曲ばかりだし、
時代を追って聴いていけるので良いと思います。
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にしても、今聴いても色褪せてないですよね。
シンプルだけど結構ハマります。
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最後の1枚は、クラシカル・ロックの老舗バンド
『Deep Purple』の『Burn』。
邦題は『紫の炎』。
Deep Purpleはかなりメンバーのチェンジが行われているバンドで、
このアルバムは第3期の作品。
この当時のメンバーは、
リッチー・ブラックモア、デヴィッド・カヴァーデイル、
グレン・ヒューズ、ジョン・ロード、イアン・ペイスという面々。
(カヴァーデイルは後にホワイト・スネイクを結成。イアン・ペイスも後に参加。
グレン・ヒューズは後にブラック・サバスに参加。ジョン・ロードはさっきも登場しましたね。)
アルバム自体や曲名を知らない方も、
アルバムと同タイトルの『Burn』のリフはご存知なんじゃないかなと思います。
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実は、洋楽を聴くようになってはじめに聴いていたのは
このDeep Purpleというバンドだったりします。
ということで、今回はこれにて終了!
またいつか、『魅惑の邦題レオ。』(第8回)でお会いしましょ〜。(笑)
※MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/12/30の日記より。
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