コラム No.012
魅惑の邦題、パート2。
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え〜・・。
ということで、『邦題』の第2弾でございます!
第1弾の最後で『フランク・ザッパが〜・・・。』なんて伏線を敷いたりもしましたが、
まだ別のバンドで引っ張れそうなので、
もうちょっと頑張ってみたいと思います。(笑)
ということで、『魅惑の邦題』(笑)第2弾スタート!
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の前に・・・。
アルバムを紹介する際に『名盤』とばかり付けてしまうので、
今回は『名盤』ということばをあえて使わず、普通に『アルバム』と表記していきます。
もちろん、どのアルバムも素晴らしいので、興味のある方はぜひ。
(第1弾で紹介のアルバムも素晴らしいですよ〜。)
ということで、改めて『魅惑の邦題』(笑)第2弾スタート!!
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若くして飛行機事故により他界されたブルース・ギタリスト、
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのアルバム、『Couldn't Stand The Weather』。
邦題は『テキサス・ハリケーン』。
今思えば、
『邦題で英語(表記はカタカナですが・・・。)のタイトルを付けるんなら、
わざわざ邦題を付けなくてよかったんじゃない?』
っていう感じですね。(苦笑)
思えば、レイ・ヴォーンのほかの作品には邦題って付いてないような・・・。
有名どころで言うと、
『Texas Flood』 → 『テキサス・フラッド 〜ブルースの洪水〜』
(『ブルースの洪水』ということばが付け足されていますが、ほぼ同じ。)
『Soul To Soul』 → 『ソウル・トゥ・ソウル』
『In Step』 → 『イン・ステップ』
レイ・ヴォーンははじめにも書いていたように、
若くしてお亡くなりになられているので、
スタジオ作品(ライブ作品やベスト盤は除く。)はこのほかにあと2作品(合計6作品)
しかリリースされていないんですが、
あとの2作品にも邦題は特に付いておりません。
おそらく、このアルバムだけタイトルが長かったので、
別タイトルを付けたんでしょうなぁ・・・。
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鍵盤スリーピース・プログレバンドとしておなじみの
エマーソン・レイク&パーマーのアルバム、『Brain Salad Surgery』。
邦題は『恐怖の頭脳改革』。
ただ、以前にも使用した『エキサイト翻訳くん』 を使用すると、
『脳のサラダの手術』と翻訳してくれます。
なんじゃこりゃぁ。
ついでに、
英語タイトル『Karn Evil 9』、邦題『悪の教典 #9』という曲があるんですが、
この曲を『エキサイト翻訳くん』
に通すと『Karn悪9』と出てきます。
これまた、なんじゃこりゃぁ。
邦題とは関係ないですが、
このアルバムはジャケットが結構変わっております。
手元にあるので、また機会があれば写真でも撮ってアップしようかと思います。
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ということで、ここにその写真をアップしておきますね〜。

じゃじゃーん!
まぁ、この時点でどんな開き方をするのかわかってしまいますが、
わからなかったことにしていただいて・・・・。(苦笑)
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とりあえず、オビを取りましょう。

どーん!
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では、とりあえず左側から・・・。

ばーん!
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では、もう最終工程ですが、右側を開けていきます。

スーパーセクスィー! (笑)
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と、まぁ、こんな感じでございます。(笑)
あっというまのジャケット公開ではありましたが、
最後からはじめに向かって進めていただくと
『いそいそと片付けるさま』
に変化いたしますので、そちらも必見です。(笑)
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さてさて、
第1弾にもたくさん登場してくれたピンク・フロイドより
『The Dark Side Of The Moon』の登場!
邦題は言わずと知れた『狂気』。
全世界で2800万枚を売り上げ、
全てのレコード史上第3位を記録、
イギリスのチャートでは117週、
アメリカのチャートでは脅威の724週ランクイン
したというバケモノ並みの記録を誇るアルバムであります。(笑)
フロイドのアルバムの邦題を見て思うのは、
邦題を付ける方が非常に上手ですよね。
このアルバムのタイトルを直訳すると『月の暗い端』ということなんですが、
この直訳した名前よりも『狂気』という名前の方が、
このアルバムにはしっくりくるように思います。
収録曲の英語タイトルと邦題は、
『The Great Gig In The Sky』 → 『虚空のスキャット』
(直訳は、『空のすばらしいギグ』)
『Any Colour You Like』 → 『望みの色を』
(イギリスの英語なので『カラー』のスペルが『Colour』になってます。)
『Brain Damage』 → 『狂人は心に』
『Eclipse』 → 『狂気日食』
(翻訳させると『食』と出るけど合ってるんだろうか・・? 『狂気日食』はおそらく造語。)
などなど。
(他にも数曲、邦題の付いてるものがあります。)
やっぱり、フロイドの邦題を付けておられる方は
抜群にセンスがいいですよね〜。

『スライ&ザ・ファミリー・ストーン』とは、
まだ人種差別が強かった時代にスライ・ストーンを中心に結成された、
白人黒人男女ごちゃ混ぜファンク・バンド。
今でこそ当たり前ですが、当時はかなり驚かれたバンドだったんでしょうね〜。
このバンドをご存じなくても、
最近では『菅井君と家族石』というウェブアニメだったり、
スガシカオさんのツアー中のバンド名である
『Shikao & The Family Sugar』
などといった名前を目にしたことはあるのではないかと思うのですが、
これらはスライ&ザ・ファミリー・ストーンをもじった名前であります。
※『菅井君と家族石』
ちょっと前テレビでも放送され、
近々映画も公開された『鷹の爪』(たかのつめ)というフラッシュアニメを手がける『フロッグマン』 さんの初期作品。
面白いので、見たことのない方はぜひどうぞ。
で、そんなスライのアルバム、
『There's a Riot Goin' On』です。
邦題は『暴動』。
お馴染みの『エキサイト翻訳くん』 に翻訳させてみたところ、
『先へ進む暴動があります。』と表示されました。
本当に大丈夫なんだろうか・・。(苦笑)
まぁでも、『Riot』が『暴動』という意味なので、
ほぼ直訳といった感じでしょうか。
そういえば、
クラッシュ(だったように思う。)のアルバムに『白い暴動』というアルバムがありますが、
英語タイトルは(たしか)『White Riot』なので、こちらも直訳ですね。
※追記!
クラッシュのアルバムと書かれておりますが、
邦題で『白い暴動』とされているアルバムの原題は『The Clash』というタイトルで、
『White Riot』はこのアルバムに収録されている曲でした。
申し訳ございません〜。
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現在、ブライアン・セッツァー・オーケストラを率いている
ブライアン・セッツァーが組んでいたバンド、
ストレイ・キャッツのファースト・アルバム『Stray Cats』です。
昔・・、というか今でもあるのかもしれないけど、
バンド名とタイトルが同じアルバムって結構ありましたよね〜。
邦題は『涙のラナウェイ・ボーイ』。
このアルバムの収録曲には、
ブライアン・セッツァー・オーケストラの演奏でも有名な
『Rock This Town』 → 『ロック・タウンは恋の街』
『Stray Cat Strut』 → 『気取りやキャット』
なども収録されております。
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っていうか、
ちょっと気になったことがあったんですが・・・。
後に『Runaway Boys』っていうアルバムがリリースされてるみたいなんですが、
それこそ『ラナウェイ・ボーイ』ですよね?
ファースト・アルバムに
『涙のラナウェイ・ボーイ』
なんて付けちゃってよかったんだろうかねぇ・・・。(苦笑)

みなさんご存知・・・、かどうかはわかりませんが(苦笑)、
イエスの『90125』。
邦題は『ロンリー・ハート』。
原題が何故『90125』というタイトルなのかという理由は知らないのですが、
邦題の『ロンリー・ハート』というのは、
最近では電池のCMでも使われていた『Owner Of A Lonely Heart』という、
イエス最大のヒット曲が収録されていたからなんでしょうね〜。
第1弾と第2弾で10数枚のアルバムを紹介していきましたが、
まとめて考えてみるとクリムゾンとかイエス、フロイドといった
『プログレ系』のアルバムに個性的な邦題が多く付けられているように思いますね〜。
(残念ながら最近のプログレ系(『ドリーム・シアター』や『マーズ・ヴォルタ』)には付いておりません・・・。)
歌モノのように口ずさむような曲ではなく、
フワフワとした雰囲気や複雑なメロディーを楽しむ楽曲が多いために、
少しでもなじみやすい邦題を付けているといった感じでしょうか。
他にもプログレ系の邦題として
『おせっかい』、『驚異』、『危機』、『こわれもの』
などがありますので、興味のある方は調べてみてくださいな〜。
第1弾の冒頭でも書いておりましたが、
やはり最近のアルバムにはほとんど邦題が付いてませんね〜。
使うことは無いかもしれないけど、やっぱり無いと寂しいかなぁ・・・。
次回はついにザッパが登場するかもしれません・・・。
(さらに伏線。(笑))
※MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/06/03の日記より。
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