コラム No.011
魅惑の邦題、パート1。
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え〜・・・。
まぁ、タイトルから話が見えるかと思いますが・・・。
曲名の邦題は今でも時々見かけるかと思いますが、
アルバムに『邦題』が付いてることが少なくなってきた・・・、
というか無いんじゃないかなっていうくらい見かけないですよね〜。
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とはいいながら、
『iTunes』でも邦題を入れたりすることはほとんど無いので、
使うことが無いといっちゃあ無いわけですが・・・。
無いのはちょっと寂しいというかね・・・。(苦笑)
というわけで、『魅惑の邦題』(笑)をいくつかご紹介。
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まぁ、ちょーお馴染みのキング・クリムゾンのアルバムですが・・・。(笑)
邦題は『クリムゾン・キングの宮殿』。
収録されている超有名曲の邦題は『21世紀のスキッツォイド・マン』。
ちょっと前までは『21世紀の精神異常者』というタイトルだったんですが、
この名前は使いづらい(というか、使ってはいけない?)という理由からか、
最近のでは『スキッツォイド・マン』と表示されております。
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こちらもキング・クリムゾンの名盤、『Larks' Tongues in Aspic』。
邦題は『太陽と戦慄』。
先ほどの『クリムゾン・キングの宮殿』は直訳でしたが、
こちらはおそらくアルバムのジャケットから付けられた邦題なんでしょうね。
英語タイトルと全然関係の無い名前が付けられております。(苦笑)
それでも、しっくり来てるんですよね〜。
邦題を付けられた方のセンスが出てるのかな?
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このときの『とりあえずCD(仮)』でも紹介していたピンク・フロイドのアルバム。
邦題は『対』(つい)。
こちらも英語タイトルとは関係なく、ジャケットから付けられた感じ。
曲名にもいくつか邦題が付けられておりまして、
『POLES APART』(直訳すると、『隔世の感』)には『極』(きわみ)。
『A GREAT DAY FOR FREEDOM』(直訳すると、『自由のためのすばらしい日』)には『壁が崩壊した日・・・』。
『HIGH HOPES』(直訳すると、『高い望み』)には『運命の鐘』。
まぁ、ここらへんはわからなくも無いですよね。
真ん中の『A GREAT〜』なんてのは上手く付けられてると思います。
(『自由のため〜』=『東西ドイツ、ベルリン』=『壁が崩壊〜』)
ただね・・・。
『MAROONED』の邦題が『孤立』というのはいいんだけど、
『MAROONED』を直訳すると
『島流しにされます』
と翻訳されるのはどうだろう・・。(苦笑)
意味は間違ってないんだと思うけど、翻訳ソフトに異議あり。(笑)
(翻訳には『Excite エキサイト 翻訳』
を使わせていただいてます。)
そういえば、このジャケットの『2つの顔』って、
実在するものだったんじゃないかなぁ・・・?
(違ったらすいません。(汗))
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と書いておりましたが、
実際にはこのアルバムのために製作したものだということがわかりました。
これは『ストーム・トーガソン』という人物がデザインした
『金属で作られた彫像』だそうで、その重さはなんと1d。
顔と顔の間の、口の辺りに見えている建物は
『エリー聖堂』という建物らしいです。(場所はたぶんイギリス。)
レビューの方はまだ行なっておりませんが、この作品も名盤です。
(私の中では、このアルバム(『対』)と『炎』がフロイドのなかで特に好きなアルバムです。
『炎』も『魅惑の邦題』に登場しています。)
興味をもってくださった方は、ぜひぜひ聴いてみてください!
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5月中、『とりあえずCD(仮)』に置いていた
、こちらもピンク・フロイドの名盤『Atom Heart Mother』。
邦題は単語の意味をひとつずつ翻訳して足した『原子心母』。
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紹介するたびに『名盤』と付けてる気がしないでもないですが、
こちらもフロイドの名盤『Wish You Were Here』。
邦題は『炎 〜あなたがここにいてほしい〜』。
『炎』というのは、右側の人が燃えているから付けられたんでしょうね。
以下の部分については、ほとんど直訳。
『あなた"が"〜』となっているのがミソ。(笑)
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レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが
「これはギターの教科書だ!」
とうなったことでも有名な、ジェフ・ベック(師匠)の名盤『Blow By Blow』。
最近は使われていないけど、このアルバムにも実は付けられていて、
邦題は『ギター殺人者の凱旋』。
このアルバムには、
サンタナの『哀愁のヨーロッパ』と並んで『泣きのギターの名曲』とうたわれる
『Cause We've Ended As Lovers』という曲が収録されておりますが、
邦題は『哀しみの恋人達』。
この曲に関しては、邦題のほうが有名かもしれませんね〜。
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と、いくつか紹介してきましたが・・・。
こうやって見ていくと、邦題もなかなか面白いものですよね〜。
実は・・・、というかなんというか・・・。
たくさんのフランク・ザッパの作品にも邦題が付けられてるんですが、
結構ぶっ飛んだものが多いです。(笑)
(曲もぶっ飛んでますが。(笑))
でも、その話はまたいつか・・・。
※MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/05/31の日記より。
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