コラム No.009
ギターについての考え方。
え〜・・・。
以前、『ギターヒーロー』
について書いたときに、
『旨いギター』についての自分の考えを書いたりしていましたが・・・。
『うまい』という字は技術的なことで使う場合は『巧い』という字を使うんですが、
あえて『旨い』を使用してます。前回、理由を書き忘れた。(苦笑)
他にもギターについての考え(思い)方があるので、ここで紹介しておきます。
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それは・・・。
ギターはソロ楽器ではなく、リズム楽器だ!
ということ。
もちろん人それぞれの考え方があるかと思いますし、
あくまでも私自身の考え方なのですが・・・。
なぜ、こういう風に考えるのかといいますと・・・。
バンドの編成で見るとわかりやすいかと思いますが、
たとえば『Vo, Gt, Ba, Dr,』という4人編成のバンドだったり、
『Gt(&Vo), Ba, Dr,』という3人編成のバンドを思い浮かべてみてください。
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さて。
この中で和音(コード)が鳴らせるのはどのパートでしょうか?
と、考えたときにギターだけしかコードが鳴らせないことに気が付かれたはずです。
「Baでも頑張ればコードが鳴らせます!」とか
「Voなら『ホーメイ』(ホーミー)で何とかなります!」とか無しですよ? (苦笑)
さらに範囲を大きくして、
和音を鳴らせる楽器ということで考えてみると・・・・。
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おそらくすぐにピンときたのは、ピアノやオルガン、シンセなどの鍵盤系のほかには
ギターだけだったんじゃないでしょうか?
他にハープ、ウクレレ、マンドリン、バンジョーなどもありますね。(特殊な奏法は除きます。)
「一部の民族が使うような民族楽器にあります!」とか、
「両手で4本の棒を持ってシロフォン(やマリンバ)をたたけば和音が出ます!」
とかいうのは無しですよ? (苦笑)
と、こういう風にギターという楽器の特性を考えてみると、
私の考え方もわかっていただけたんではないかと思います。
ついついロックの曲とかでは『ギターソロ』とかが目立つので、
ついついソロを弾くための楽器だと思いがちですが、
やっぱりリズムを刻めてこそのソロだと思いますね。
ポール・ギルバートや(よく話題に登場する)イングヴェイなど、
主に速弾きのソロを得意とするアーティストも、
リズムやバッキング部分をじっくりと聴いてみると、
しっかりとしたリズムが刻まれていてやっぱり旨いです。
なので、これからはソロ部分ばかりでなくバッキングもじっくりと聴いていただきたいなと。
あと、ギターでソロ部分を中心に練習してるという方には、
これからはバッキングにもスポットを当てて練習に取り組んでみてください!
ソロに比べて地味かもしれませんが、
地味なバッキングがカッコよく出来るからこそ、
派手なソロがさらにカッコよくなるものですよ!
最後にもうひとつ、私の考え方を紹介させていただきたいと思うのですが・・・・。
ベースってソロ楽器じゃね? (笑)
※MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/06/10の日記より。