コラム No.006

どうたく。 (銅鐸)

さてさて。
今まで書いてきた日記では出来なかったことをやってみようということで、
このブログの特徴である『みんなのテーマ』から選んで書いております。


で、今回気になったテーマはこちら!
『銅鐸(どうたく)は本当は何に使われたのでしょうか??』
ということで・・・・。


『銅鐸』って小学校高学年くらいから中学校あたりで
習うものだと思いますが、現在もどのように使われたのかがわからないので
大して学校の授業などでは出てこなかったし、教わっても
『昔の人が祭りで使っていた』くらいなことしか教えてもらえませんでした。
(先ほどの『現在』は私が小学生くらいのころを意味します。今は当時より少しは判明してるかも?)



ということで、当時の背景を思い浮かべながら、使用法を考えてみました。
(かなりの確率で脱線&暴走に入ると思います。(苦笑)






その1:つりさげて『鐘』のように、打楽器として使う。

おそらく、「こういう使い方をしていたんじゃないかな」という風に考えたときに、
一番考えられてきた使用方法なんじゃないかなぁ・・・。
一度は教科書などで写真をご覧になられたことがあるんじゃないかと思うんですが、
形は非常に『お寺の鐘』に似てますよね。
(『銅鐸』の形がわからない方はこちらにどうぞ。)
上部にはヒモやロープを結ぶ場所ともいえる部分があるし、
(確か)中は空洞になっていたと思うし。
主な素材も青銅なので、たたくといい音が鳴るんじゃないかなぁ・・・。





その2:いくつもの銅鐸を並べて、祭りのオブジェのように。

いろいろと調べてみると、高さ6cmくらいのかなり小さなものから、
50cmを超える大きなものまで、様々なサイズのものが出土してるようです。
(最大級になると1mを超えるみたいです。でかっ!)
大きなものは『その1』のようにとして使用できるかもしれませんが、
小さなものではのように響かせることは困難かと。
そこで、として使う銅鐸の周りや、祭りの舞台を囲い示すものとして
小さな銅鐸を並べたのではないかと推測できます。

実際に複数の銅鐸が見つかった場所もあるみたいですので、
あながち間違いであるとは言い切れないかもしれません・・・。





その3:祭りには欠かせない、仮面として。

先ほど、かなり様々なサイズの銅鐸があると書きましたが、
素材が青銅のためか、薄く作られているためか、
1mを超えるものでもそこまで重くはない ようです。

それならば、帽子のようにかぶったり、民族の仮面のように
頭を覆い隠すように装着することも可能かと。
ただ、昔の人の体長からいうと、1mを超えるものでは体がすっぽりと入る
人もいたかもしれませんので、数人に一人は
『わーん! くらいよ、せまいよ、こわいよ〜っ!』
面堂終太郎 状態になった人もいるとかいないとか。





その4:火消し。

祭りといえば、です。です。ファイヤーです。
が大きくなって、消せなくなったときなどに、こちらの『銅鐸』をポコッと
かぶせてやるとあら不思議!

中の酸素が失われて、あっという間には鎮火。
こんな便利な品物、ほかでは手に入りません!
しかも今なら同サイズの『銅鐸』1つと、
ロウソク消し用の小型サイズの『銅鐸』が4つ付いてジャスト○○円!!
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その5:鍋がわり。

『鍋』の代わりにした場合、上部の半円部分はどうなる。






とまぁ、予想通り途中から脱線してしまいましたが・・・。(苦笑)
本当に『銅鐸』はどのように使用されていたのでしょうか・・・・。
判明してほしい一方、謎のままである方がいいかな〜・・・、なんて。

どれだけ解明しようとしてもわからなかったり、
正しいと思われる意見を出し合って、言い合いながらも
真相を追い求めるからこそ、考古学は面白いものだと思います。
全てが手に取るように解ってしまっては、考古学のロマンも何もないですよね。





最後に・・・。『銅鐸』について真面目に読んでくださった方、
大変申し訳ありませんでした。m(_ _; )m
『その1』『その2』は本当に私が考えている『銅鐸』の使い方です。






MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/03/13の日記より。



☆ 続編 ☆







え〜・・・。
昨日は『みんなのテーマ』より
『銅鐸(どうたく)は本当は何に使われたのでしょうか??』
というテーマを選んで書かせていただきました。

で、脱線した文章を書いた後、改めて『銅鐸』について
気付いたことがあったので、もう少しだけ『銅鐸』の話題を
引っ張りたいと思います。もう少々お付き合いください。




 『その3』の後半以降はほぼ暴走してしまったので省くとして、
いちばん使用方法として近そうな『その1』にも疑問点が沸いてきました。

というのは、よく探偵モノなどを見てるとありますが、
ロープなどを使うと細かな傷が残ったりしてますよね。
ということは『鐘』のように扱うために『ロープなどで吊る』だとか
『カンカンとたたいて鳴らす』だということを行なうと、
なにかしら跡が残るんではないかと思ったわけです。
しかしこれまで習ってきたことや、出土した銅鐸に関する話を思い出しても、
そういった跡が残っていたっていう話を聞いた覚えはありません。
私が知らないだけで、跡があるものもある可能性もありますが、
そんな跡が残っているなら、用途は判明してるのではないかと。


 となってくると、昨日の中で一番正解に近そうなのは、
『その2』の説、っていうことになってきますね〜。
あくまで、私がそう考えているだけであって、
実際は全然違う用途なのかもしれませんが・・・。(苦笑)


 っていうか、本当は祭りで使われていたわけじゃないのかもね。
『祭りで使われていた』と判断したのは、結局は現代の人なわけだし。
となってくると、一番正解に近いのは・・・・・、『その5』???









『鍋』の代わりにした場合、上部の半円部分はどうなる・・・・。





MiyaFactory的ぶろぐ。 2007/03/14の日記より。





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